「なら漬」は、1300年以上前の文献に登場し、当初は「粕漬(かすづけ)」の名で、上流階級の香の物として珍重されました。
その後、慶長年間に「奈良漬」と呼ばれるようになり、江戸時代、庶民に親しまれるようになったといわれます。
日本の伝統食・なら漬は、保存食としてだけでなく、栄養の面からも脂肪の分解やビタミン・ミネラルの吸収を助ける効果があるとされ、胃の働きを活発にして、胸焼けをおさえるなど、健康食としてもすぐれています。
たむらやのなら漬は、もっとも良い時期に収穫された瓜をさらに選別し、塩漬けをしたあと、上質の粕床(酒粕を主とする漬床)に漬け込んでつくりあげた逸品です。
通常のなら漬のように粕床をかえながら何度も漬け直すのではなく、若漬にするのがたむらや流。
糖分やアルコール分の旨味をほどよく調整し、独特の風味を生み出しています。
「みそ漬」を看板にするたむらやですが、「なら漬」も自慢。
みそ漬と合わせて、たむらやの「おいしい定番」としてご愛用ください。